「言葉は生き物」だとよく言うけれど、文系出身だからというわけではないが、どうも自分は言葉の変化に対して保守的らしいです。
未だに、「全然~ない」の用法で、「ない」の部分を省略して、肯定的な文脈で使用することに対して抵抗があります(もっとも、このような使用法は夏目漱石の作品にもあるらしいので、必ずしも「全然~ない」が定型というわけではないのでしょうが)。
そんな自分が最近気になって仕方がないのが、「やばい」という言葉の用法です。
本来この言葉は、何か良くない事態に直面して、どう対処したらいいか分からない時に用いる、いわばネガティブな言葉として認知されてきたはずです。
それが最近では、正反対のポジティブな用法が、若い人たちの間で広がっているようです。
勿論、「想定外の事態に直面して、どう対処したらいいか分からない」という点では、共通しているのですが、それが全く反対の意味合いを持つに至っている点は、どうにも自分には付いていけない用法といえます。
単純に好き嫌いの問題と言われてしまえば、それまでかもしれませんが。(S)
未だに、「全然~ない」の用法で、「ない」の部分を省略して、肯定的な文脈で使用することに対して抵抗があります(もっとも、このような使用法は夏目漱石の作品にもあるらしいので、必ずしも「全然~ない」が定型というわけではないのでしょうが)。
そんな自分が最近気になって仕方がないのが、「やばい」という言葉の用法です。
本来この言葉は、何か良くない事態に直面して、どう対処したらいいか分からない時に用いる、いわばネガティブな言葉として認知されてきたはずです。
それが最近では、正反対のポジティブな用法が、若い人たちの間で広がっているようです。
勿論、「想定外の事態に直面して、どう対処したらいいか分からない」という点では、共通しているのですが、それが全く反対の意味合いを持つに至っている点は、どうにも自分には付いていけない用法といえます。
単純に好き嫌いの問題と言われてしまえば、それまでかもしれませんが。(S)