選挙における一票の価値が、地方によって差があるという、いわゆる「一票の格差」是正裁判で、初めての選挙結果無効の判決が広島高裁で出ました。
個人的には、これほど無駄で無意味な裁判はないと思います。ほとんどの有権者が「一票の格差」についてそれほど関心を持っていないのでしょう。原告は一体、何を目指してこのような茶番劇を繰り広げているのでしょうか。社会正義の実現でしょうか、それとも社会に対する問題提起のためでしょうか。いずれにしても、それらは司法の場で行うことではないような気がします。
それに、仮に今、最高裁で無効が確定したとしても、この時期に選挙のやり直しをしたところで、その結果は自民党圧勝で終わるだけです。選挙制度改革を行ってからといっても、国会議員が進んで自らの身を切るような制度改正に手をつけるとは到底思えません(戦後、滅私奉公の精神を否定してエゴ万歳を称揚しておきながら、国会議員にだけは国のために身を切れというのも、筋が通らないような気がしますが。彼らは良くも悪くも「国民の代表」なのです)。
そもそも、一票の価値に地方差があることは、それほど大きな問題なのでしょうか。単純に人口比でその価値を計れば、差が出ることは当然だと思います。それとも原告は、国会議員は大都市圏からのみ取ればいいというのでしょうか。
こんな無益な裁判が全国で何カ所も行われているというのだから、呆れたものです。
こうしているうちにますます、国民は政治への関心を失い、投票行動から遠ざかっていくのでしょう。(S)
個人的には、これほど無駄で無意味な裁判はないと思います。ほとんどの有権者が「一票の格差」についてそれほど関心を持っていないのでしょう。原告は一体、何を目指してこのような茶番劇を繰り広げているのでしょうか。社会正義の実現でしょうか、それとも社会に対する問題提起のためでしょうか。いずれにしても、それらは司法の場で行うことではないような気がします。
それに、仮に今、最高裁で無効が確定したとしても、この時期に選挙のやり直しをしたところで、その結果は自民党圧勝で終わるだけです。選挙制度改革を行ってからといっても、国会議員が進んで自らの身を切るような制度改正に手をつけるとは到底思えません(戦後、滅私奉公の精神を否定してエゴ万歳を称揚しておきながら、国会議員にだけは国のために身を切れというのも、筋が通らないような気がしますが。彼らは良くも悪くも「国民の代表」なのです)。
そもそも、一票の価値に地方差があることは、それほど大きな問題なのでしょうか。単純に人口比でその価値を計れば、差が出ることは当然だと思います。それとも原告は、国会議員は大都市圏からのみ取ればいいというのでしょうか。
こんな無益な裁判が全国で何カ所も行われているというのだから、呆れたものです。
こうしているうちにますます、国民は政治への関心を失い、投票行動から遠ざかっていくのでしょう。(S)