先日、ある資格試験の受験申し込みを、電子申請システムによって行いました。 
郵送や窓口手続きと違って、自宅にいながらにして願書の提出が出来るのだから、便利な世の中になったものだなあと手軽に考えていました。
しかし、これが大きな間違いで、まず電子申請システムを利用するためのプログラムをPCに導入する段階で早くも躓きました。ダウンロードがなかなかできないのです。
更に、ようやくダウンロードが完了して、個人情報入力の場面になっても、以前利用者登録をしたときに設定したらしいパスワードが分かりません。仕方なく、国交省に電話で問い合わせて、パスワード再発行の手続き方法を教えてもらいました。
おまけに、さあ電子申請用の願書を出そうと思ったら、今度は添付書類(願書、顔写真)の添付方法が分からないという始末です。あれこれサイトを見て回っていたら、国交省の試験案内に、そのものずばりの「不動産鑑定士試験受験案内(電子申請用)」「顔写真の提出について」というページがありました。そこに、エクセルファイルの願書用紙、JPGによる顔写真の添付方法がアップされていました。
これで何とか申請にこぎ着けられ、ふーやれやれと思ったのも束の間、今度は受験料支払い方法で悩むことになります。今までの窓口・郵送による支払いでは、収入証紙による支払いだったのだが、今回は国庫金に直接収納する方式です。しかし、鹿児島銀行のATMでは利用できず、さりとて窓口は15時までで既に過ぎています。月曜まで待つのも何だか癪になったので、少し離れたところにある郵便局のATMで納付することにしました。
ここまでで結局一日の大半を費やしてしまいました。
役所の事務手続きが電子化されていくのは時代の趨勢なのでしょうから、もう少し一般に分かりやすく手続きが行えるようにしてもらいたいものです。(S)