昨日は、記事のタイトルのせいか、いつも閑散とした当ブログには考えられないほどのアクセスがついてしまいました。おそらく「不動産鑑定士試験」で検索した方が引っかかってしまったのだろうと考えると、何だか申し訳ない気持ちになってしまいました。

まあそれはともかくとして。

そもそも自分が不動産鑑定士を目指して勉強を始めたのには、二つの動機があります。
一つは、純粋に不動産の経済価値を鑑定するというその職業内容に惹かれたことです。
ただの査定とは異なって、不動産がこの現代日本(場合によっては世界)の社会・経済において、どのような経済価値を有するのかということを総合的かつ具体的に判定し、貨幣額で表示するのが、不動産の「鑑定」です。
そこには、高度な知識と判断力が要求され、まさに不動産のスペシャリストであります。
不動産を扱う職業の最高峰として憧れたのも無理からぬことでしょう。

二つ目は、その難関さ故に国家三大資格に数えられるにも関わらず、司法試験や公認会計士と比較して、世間的に知名度が低いというのが、逆に自分の珍しもの好きの心性をくすぐったことです。
只のひねくれ者と言ってしまえばそれまでかもしれませんが。

まあそんなわけで、随分昔から、細々と勉強は続けていたわけです。
しかし、そこは難関資格試験、そう生やさしい姿勢では敵わない試験だったのであります。(S)